ある生徒さんの変化

みなさんこんにちは。

今日は、レッスンの中で私が感じたことをお伝えしようと思います。

 

 

子どもたちのレッスンの中で、とても感心したことがありました。

小さい子たちはよくレッスン中に喧嘩をしてしまうことがあるのですが、

どうしたの？と私が聞いてもずっとぷんぷんさせたままお話をしてくれません。

 

 

そこで私は、「よし、そんなにイライラするんだったらその感情、気持ちを思いっきりダンスにぶつけてみて！」と言いました。

 

すると、その子は振り付けお構いなしにハチャメチャに

キレッキレに踊り出して、感情のこもった踊りをし出したのです。

 

踊り終わったあとのその子の顔は

とってもスッキリしていて、レッスン後にこっそり私のところにきて

 

「ほんとはね、○○がいやだったの。私はとても悲しかった」

 

とちゃんと自分の気持ちを教えてくれました。

スラスラと言葉が出てきて素直に私に伝えてくれました。

 

それを聞いた私は心の中で、「そうそう、それだよ！ダンスにはこのチカラがある！！」と

 

すごく感心しました。

 

あんなに頑なに口を開かなかった子が、ダンスを踊っただけで

自分の気持ちを言えるようになってる！！！と。

 

ダンスには、体だけでなく言葉でも表現できるようになる力がある。

自分自身のすべてを解放させてあげることで、「言えない」から、「言える、伝えられる」に変わる。

 

大人になっても、好き・嫌いを表現できるようになる。

 

私は子どもたちの将来につながるような、そんなレッスンをこれからもしていきます。